2016.2.6

スポーツ文化を考える Vol,3

 
羽崎 貴雄
一般社団法人鬼ごっこ協会 理事

今回はスポーツが果たす役割について私なりの考えを書いて行きたいと思います。あくま でも個人的な考えなので、一つの参考としてみて頂けると幸いです。

現在スポーツは非常に数多くあり、多種多様な競技があります。見たことや行ったことの 無いスポーツも多くあると思います。ただ、どのようなスポーツであってもそれを考えた 人にはそれに対する何かしらの想いがあり出来てきたのだと思います。 スポーツは必ず何かのためや楽しむために出来たものだと思っています。なので、スポー ツをすること自体が非常に有意義なことで素晴らしいことなのではないかと思います。

しかし、今のスポーツの世界を見てみるとただスポーツを楽しんだり心を豊かにすると 言った目的よりも、アスリート思考やプロ思考が強くなったことによるゆがみが出ている のではないかと思います。スポーツビジネスは一つの産業ですし、それ自体は非常に素晴 らしい産業でもあると思います。ただ、それだけがスポーツではないと言ったこともより 強く伝えて行く必要があるのではないかと思っています。

スポーツをする、スポーツを見ると言ったことが当たり前になった時にスポーツというも のが文化になり、スポーツビジネスひいてはスポーツ産業というものも確固たるものにな るのではないかと思います。

これから高齢化社会になることは間違いの無いことで、健康と言ったことが非常に大切な 社会になってきます。業気になってからそれを治して行くといったことだけでは医療費や 社会保障費等の問題が大きく出てきてしまいます。これからの社会は病気を治すと言った ことではなく、病気を未然に防ぎ、如何に病気になることを減らして行くかが大切になっ てくると思います。

そのような社会に置いてスポーツが果たす役割は非常に多くあります。適度な運動は健康 に非常に大切ですし、スポーツをすることで楽しみ等が見つかり心も健康になってくるこ ともあります。スポーツにしか出来ないことが非常に多くあります。スポーツは元々余暇 を楽しむと言った意味が含まれています。スポーツをすることで心身ともに健康になるこ とを皆が心がけると言ったことが出来たとき、様々な問題が解決されるのではないでしょ うか。そのための一つとして鬼ごっこがあるのではないかと思います。

羽崎 貴雄 / Hazaki Takao

一般社団法人鬼ごっこ協会
   専務理事
   チーフ・パーティー・エンジョイナー
国際スポーツ鬼ごっこ連盟 理事長
鬼ごっこ総合研究所 副所長/研究部長


1983年京都府生まれ。2006年青山学院大学経済部卒業。俳優、舞台・映画プロデュース活動中の2007年(株)アミカ企画を設立、代表取締役社長に。地域に密着した映画や舞台、イベントプロデュース事業を行う。2010年(一社)鬼ごっこ協会設立、理事に就任、事業統括を担当。2014年国際スポーツ鬼ごっこ連盟設立、理事長に就任。現在スポーツ鬼ごっこの国際化に向けた活動に従事している。
<資格>
保育士