鬼ごっこと子どもの運動 特別対談 Vol,1

2015年5月14日(木)
中村裕(鬼ごっこ協会理事)×森下貴司(公認指導員)と藤島麻衣(元鬼ゴッターTV女性MC)

■森下 貴司(以下、森下)・藤島 麻衣(以下、藤島)
中村裕さんにお話を伺います。よろしくお願い致します。


■中村 裕
お願い致します。


■森下
前回、こどもの城についていろいろお伺いしましたが、今回は、何十年とやってこられて、感じられたことについて、お話し頂けたらと思います。


■藤島
中村さんは子ども達を現場で何十年と観てこられて、子どもの運動能力とかに何か、変化を感じられたことがありますか?

■中村
そういう質問をよく受けるんですけど、そんなに子どもは変わらないんですね。よく、体力が落ちていると言われますけど、実際は落ちてないと思うんですよ。反対に、今の子は体力がつきましたという発表があったんです。


■藤島
えっー、そうなんですか?


■中村
例えば、50メートル走で、30年前の子どもと、今の子どもと0、1秒の違いがあるとすると、それは例えば、16秒で走る子が昔は3~4人いたとすると、今は10人くらいいるということです。


■森下
あーあー!


■中村
ということで、今のこの体力がおちているという事にはつながらないと思うんですよね。一つ言いたいのは、今の子の体力が確かに落ちてる子もいるし、のびてる子もいるけれども、経験不足の子が多いというとこです。そうだ、スヌーピーの漫画見たことあります?


■藤島
スヌーピーですか?無いですねえ。


■中村
チャーリー・ブラウンを始めにいろんな子が出てくるんですが、彼らが野球をするとへたくそなんですよ。ホームラン打つと、護ってる方が距離感がわからなくて、ボールを見ながらそのまま後ろに倒れちゃうんですよ。


■藤島
はははー可愛い!


■中村
普通はフライやホームランがくると、そのすごいスピードや高さで来るから、自分はどれくらい後ろに行かなければボールに達しないか予測しますよね。ところが、経験が無いからそのまま動かないでみちゃう。今、そういう子が増えてるんです。


続く、、、、。

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